尾道で桂文珍さんの独演会がありました。
開場の30分前に行くと、寒い中すでに大行列。
年齢は60歳~といった客層で、皆さん表情がイキイキしてます。
大行列の後ろの方でしたが、たまたま前列の2番目が2席開いてたのがラッキーでした。
今、NHKで「ちりとてちん」というドラマをやってますが
私が落語を生で見に来たのは、これが初めて。
最初から文珍さんが出てくるのかと思ったら、別の落語家さんが登場。
お! これが「前座」というやつか・・・・
朗らかに笑いながら、20分ほどで終了し、
お次に登場したのが 文珍さん。
「冥土」の話の落語でした。
三途の河での鬼の船頭や、亡くなった人々がそれぞれ個性豊かな人ばかり、
三途の河手前には茶店まであります。
引き込まれるように聞き入って、絶えず笑ってました。
文珍さんは、座ったままで話してるのに その場に見たこともない三途の河の状況を我々に見せてくれるんです。
すごい。
一流の話家さんは、座布団からはみ出ることもなく お客に無限の世界を感じさせるんだ・・・
落語って、こんなに面白いんだ・・・
年初めにいっぱい笑わせてもらうと、この一年を笑って過ごせそうな気がします。
お腹の底から笑うって、いいもんですね。
そうそう、友人のお母さんは
初物を食べたら、東に向かって笑うという習慣を家族内に作ったそうです。
だからその子の家では、正月は笑いっぱなしだとか。。。笑
↑この習慣を考えた友人のお母さんは なんとセンスがいいんだ!! と思いました。
私の実家はこの習慣が無いから、私もやってみたいのに出来ません。
皆さんのご家庭では そんな習慣ありますか?