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一年に2日間だけ公開する愛媛県の穴井地区の伝統行事「お雛建て」を見に行ってきました。
広島県尾道からだと、車で3時間くらい。 最後は海沿いの細い国道378号を通って、 あら?道間違ええたかな? と不安になり始めた頃に 小さな集落の穴井地区に到着します。 臨時の駐車場、主要道路、小道、公民館 小さな集落の方総出で案内、道の整備、お接待をしてくれます。 ![]() ![]() ![]() この3枚の写真をくっつけたものが今年の「お雛建て」です。 桜の木の花びら以外は全て本物の植物を使っているそうです。 だから 人工的な不自然さがなく 本当に春の村の風景をそのまま見ているようでした。 「全部本物の植物をつかってるから、 この二日間で稲が倍の長さになりました」 と説明をしてくださる地元の方。 「「「「へぇ~~~~~~」」」」 あまりによく出来ているから まさか稲まで本物を使っているとは思わなくて感心。 「じゃあ、あの森も本物ですか?」 小さな木が沢山ある森を指して父が質問 「ええ。 場所が限られてるから計算しながら、位置を変えながら 遠近法で後ろの木は少しずつ低く植えてます」 「じゃあ その木はこの台の下につながってるんですか?」 「ええ、ほんまは もうちょっと大きい木で、台の下に伸びてます。 あの家や五重塔も地元の人が作って、戸も全部開くんですよ」 ![]() ![]() ![]() 「これまだ生きとる!」 お供えしてある食材に目がいく私。 足を含めずに30センチはある伊勢海老はまだ動いてます。 「ええ。鯛もね、こうやって2日間置いてたらダメになるから 今日が終わったら捨てるんです」 テレビで見る相撲の優勝力士が持ってる鯛より大きい・・・・・ お供えしてある 鯛、サザエ、伊勢海老は「お雛さまは動けないので、動いているものを見て喜ぶ」 ため ワケギは 次々枝分かれすることから「子孫繁栄」 ほかにも お雛様の好物である「甘夏」もお供えしてました。 何から何まで手作り。 これだけのものを作るには もちろん多額のお金がかかります。 それをこの集落の方 みんなで寄付しあって協力して 1軒の家の初雛を祝うのが慣わしだそうです。 入場料も取らない。 「あくまでこれは 地元のお祝いですから、お金儲けをしちゃあいけません。 子供も減ってきてるし、{長男の家に生まれた女の子}じゃないとこの行事は出来ないんです。 だから毎年出来るとは限らないし、 過疎が進んで 負担も多くなるけど、地元で守って行きたいと思っとるんです。 あ、お茶どうぞ。」 と、お茶をお接待してくれながら説明をしてくれました。 心を込めてるだけでなく、芸術的にも素晴らしいこの「お雛建て」の技術。 こんな小さな集落に これぼどの独自の文化があるなんて。 伝統文化に対する思いの深さに感動でした。 穴井地区の方々。 ありがとうございました。 次回は今回見にいけなかった母も一緒に行きたいです。 copyright © hataji 2007. All rights reserved
by paris-cordon
| 2007-04-05 08:20
| 日本旅行
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