3月31日に閉館する島根県松江市のルイス・C・ティファニー庭園美術館に行ってきました。
(撮影禁止なので 写真はどこかの美術館の広告)
ここの見所はステンドグラス。
3層~4層にガラスを重ねて絵画のように複雑な色を表現されていて、フランスのどの教会で見たステンドグラスよりお気に入りです。
そんな作品が230点も展示してある この美術館が閉館してしまうなんて・・・・・
家から250キロ。
それでも何度も訪れる価値のある美術館だったのに。
残念です。
昼食で食べた鰻丼も この美術館が無くなる寂しさを吹き飛ばしてはくれませんでした。
丼のご飯が ぬるかったのです。
隣で「鰻のせいろ蒸し」を食べている妹をみると、湯気が立ち上ってます。
「もしかして、熱々?」
「うん。」 妹、はふはふ食べております。
私のは・・・・ぬるい。
そのまま、埴輪(はにわ)のような顔で呆然としていて思い出した第二の目的。
そうだ! 「若草」 を買って帰らなきゃ!!!
パリに住んでいた頃、「うろうろ ごそごそ」のブログで紹介されていたのを拝見して
帰国したら絶対食べなきゃ! と思っていた松山の銘菓・「若草」です。
日本三大銘菓のひとつである松山の「山川」は落雁。
以前食べた同じく三代銘菓の「長正殿」と似ていたので、今回は「若草」「朝汐」を購入。
「若草」は 求肥(餅)を黄緑の落雁を砕いたもので覆われてます。
もっちりした触感と、奥歯で小さな小さなコンペイトウが砕けていくような「サクッ サクッ」。
落雁だけあって、上品な甘さと後口のさわやかさは流石です。
「朝汐」は じょうよう芋の薄皮で、小豆餡を包んだもの。
餡が白っぽいのは、小豆の皮を剥いてから濾しているから。
手間がかかってます。
家では蒸しなおして頂きました。
若草も朝汐も、松山の色んな和菓子屋さんが作っていて、お店ごとに少しずつ味が違うそうです。
食べ比べして、「MY若草」を探してみたくなりました。