まったく冬を感じない寂しさで、県北・庄原市に行ってきました。
今回の目的は「ひばごん丼」
「ひばごん」とは、比婆郡に住んでいるという雪男と山男のあいの子(ばけもの?)で、
子供のころ この辺りのスキー場に行く途中
「ひばごんの町にようこそ」
という看板の横に怖くてデッカイ「ひばごん」像があったのを覚えてます。
あの、「ひばごん」が丼に・・・・・
町役場の方に問い合わせると、地元農家の主婦が「ひばごん丼」をふるまう店をしているとか。
「おたく、どこからいらっしゃるん?」
「尾道です」
「営業はしとるけど、こっちは雪だらけじゃけねぇ・・・。
住所は番地なんか分からんでも三坂いう所にきたら 店はすぐわかるよ」

と、いまいち詳しい住所も分からないまま、車を走らせ3時間。
そこは 真っ白の世界でした。
店が少なくても、広~い町内 「着いたらわかる」というのは通用せず
レンタルスキー屋に立ち寄って、詳しく教えてもらい、到着した
「峠の茶屋・やまびこ」
こちらがお目当ての、ひばごん丼(800円)

温かいご飯に、おろした山の芋、鶏そぼろ、ねぎ、やまどりかくし(山菜)、わさび の具。
滑らかに混ぜやすい程度の、ダシが入ってます。
山の芋の特徴である農耕な味と、ねばり。
その滑らかと触感を合わせた鶏そぼろ。

ずるずるずるずる
素朴だけど、クセになる。
お腹いっぱいなのに、残せない味でした。
お土産に、山の芋、干し大根、やまどりかくし(コゴミ)を買って帰りました。