ミシュラン3つ星といえば、世界からお呼びがかかり、パリだけでも姉妹店があるのが普通。
しかし ランブロワジーのシェフ ベルナー・パコーさんは 自分の店のみに情熱を注ぎこみ、
派手な外車も乗り回さない職人気質な方だそうです。
ムニュのない アラカルトのみの店。
これがどれほど凄いことかというと、普通の店では
「この肉の端は小さいから コースに回そう」 なんてことができるのに、それが出来ないという事です。
ア・ラ・カルト(単品注文)なんて 若輩者の私には荷が重い。 いろいろ食べたい。
それをくんでくれて コースを組んで頂くことが出来ました。
その上 今が旬のモリーユを加えて欲しいという注文にも 答えてもらえる事に。
ありがたい。
お喋りは 食いしん坊な得。
ブッシュに出てきたパイのチーズ風味。
けっこう効いてる塩味は、
シャンペンがどんどん欲しくなる 絶妙の塩加減。
やや緊張していた胃を一気に解放してくれました。
よ~~~し 食べるぞ~~~
まずは 前菜
シタビラメのから揚げ パイナップル ピーマンの付け合せ。エビのソース。
表面サクっ でも中しっとりの魚。
パイナップルとピーマンは甘酸っぱく アジアを思わす味ですが、他店がよくする「勘違いアジア」とは訳が違います。
日本人の私でも こんなに美味しい合わせ方があるのかぁ~ と脱帽。
魚とソースとつけ合わせ
どっからどう食べても美味しい 完璧な皿です。
お次は この店の昔からある スペシャリテ
手長エビ ほーれん草 をゴマせんべいで挟んだ カレー風味のソース。
このエビときたら スプーンで切れちゃいます。
そしてプルプル。
どうやって加熱してるんだ??
これまた どっから食べても 美味しい。
エビを食べつくして、ほうれん草とゴマせんべいとソースだけになると、今度は後に香ばしいゴマが広がるのです。
強すぎないカレー風味は みごとな上品さ。
計算しつくされたソースの量は 適当に食べたのに 丁度いい量で、具と同時にお皿からなくなります。
ランブロワジー
9 Pl des VOsges
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