「 さっき刈った草を干して畑に蒔こうと思う! 」 私
父が草を刈ってるのを窓から眺めて気がついた。
自然に生えてる草も干したら土作りになる。と本に書いてた。
「 昔は畑の土にミネラルを補給するのに モバを海から取って来て干して入れよったなぁ。」 父
「 モバ ????? 」 私 なんだ?それ???
「 モバよ! 桟橋とかに集まっとるわ。 」 父
「 ・・・・・・ 」 私
「 どう言うたらええかねぇ・・・海草が流れついとる言うか。。。。黒っぽい細長い・・・・ 」 母
さっぱり分からないので、両親についてきてもらって モバハンティングに行きました。
「 ほら! 砂浜にも流れ着いてる! 」 母
「 ・・・・・??? どれ??? 」 私
車を降りて砂浜に入ってっみると
ほんとだ、海草みたいなのが流れついて、潮が引いたとこで集まっている。
これがモバ。
「 これを干して、畑に蒔いたらいい土作りが出来る。 この酢昆布みたいに白っぽくなっとるんが ええ。
全部このくらいまで干してから使うんよ。」 父 父のおばあちゃんがそうしてたらしい。
「 なんと! 浜辺が宝の山だったとは。 」 私
ほくほく顔で モバを集めて帰る。
「 どこにどうやって干すの???? 」 私
「 ブルーシート敷いて、庭の端っこに干したらええ。」 父
「 風で飛ばされる。 」 私
「 飛ばんわ。 」 父
「 ・・・・ほんま? ・・・・分かった。じゃあ、この辺に・・・」 私
「 待て! 明日は雨の降るけ、今日は干すのやめとけ。 」 父
「 この辺に袋のまま置いときなさい。 」 母 家の軒下にモバを仮置きするようにとのこと。
「 取られんかな? 」 私
「 誰がそんなもん取ろうね!」 母
↑ 失礼だ。 私にとっては土作りの大事な素材。
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そして翌日
晴れたので干しました。 カラッカラの塩昆布みたいになったら畑にブレンドします。