私のクラスは初級の料理を終えた中級クラスです。
初級の頃は見るものが全て新鮮で、しょっちゅう「ワォ!」とか「マニフィック!すごい」とか 歓声が上がってましたが、この頃皆さん先生の手さばきも見慣れてしまってます。
そんな私達も 全員歓声が上がる授業を受けました。
肉のスペシャリストを招いて、羊1頭の解体です。
首と皮は剥いでありますが、あとはそのままです。 大きい。
刀のような包丁やら のこぎりやら、足を落としたり、脊髄を真っ二つに分けたりする度に教室は「おぉ」と歓声と、フラッシュの嵐。
どんなに料理上手になっても、なかなか羊1匹から料理をすることはないでしょうが、なんせ珍しい光景にみんな夢中。
解体し終わって、クラスメイトが
「これ1頭 いくら位ですか」 なるほど いい質問です。
「う~ん 産地や育て方にもよるけど、平均1キロ50ユーロだから、今日のは50キロあるから・・」
高いんだか安いんだか分からない値段です。
羊解体に2時間半もかけてしまって、でも先生の実演授業はあります。
残り1時間で作れるんだろうか、とみんな心配そう。
今日のシェフはジェントルマなシェフ。
スマートな動きで あっという間にメインの羊の煮込み料理と、デザートのケーキを作ってくれました。
やっぱり すごいです。 みんな改めて先生を尊敬し直してました。

解体前の1頭から、
もも肉 アバラ肉 腹肉 腰肉
と肉屋さんのように分かれ、
右写真は 腎臓です。
とろけるような羊のモモ肉の煮込み
美味しかったです。
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