久しぶりに家族の予定が合ったので、久しぶりに四国にお参りに出かけました。
朝3時に家を出発して、6時前には香川県佐野町に到着。
今回歩くのは66番・雲辺寺。
四国のお寺の中でも一番海抜が高い位置にあるお寺です。
6時過ぎに歩き出して10分もすると、
父母チームはゆっくりペース
妹は速い速いペース
私は、、、速くも遅くもないペース
それぞれのペースで歩きだします。山道は人のペースに合わせると疲れるんです。
妹の姿はとっくに見えなくなり、後ろからは
「先行ってていよ~~~ 休憩していくから~~」 と、母の声
「は~~い」 私
休憩しようにも、1人で薄暗い山道で休憩するのはちょっと恐いから休憩できない。
1時間も歩いてると、ようやく太陽の光が射してきました。
「うわぁ~~~~」 綺麗です。
暗い頃は分かりにくかったけど、こうして見ると
長い山道なのに、本当によく手入れされてます。
すぐ横の木は丁寧に枝がカットされてたから邪魔にならなかったし
草も生えてないし、ゴミも落ちてません。
ありがたいことです。
地元の方には 感謝 感謝です。
そんな手入れされた道を歩いてると、不思議と背中を押してくれてるような気になって、
また元気に歩き出すと、いよいよ参道が近くなってきて
景色も変わってきました。
まるで雲が白い海のように見えます。
「だから! 雲の辺りにある寺・・・で、雲辺寺ね!!」 1人で勝手に納得。
瀬戸内海じゃあ 見れない景色だな。こりゃ。
気持ちよく歩いてきて、お寺で妹、後から来た両親と再会して一緒に参拝しました。
「何かお願い事した?」 私
「いいや。忘れてた」 妹
「私も」 私
手入れしてくれてる山道を歩かせてもらってると、願い事とかどうでもよくなっちゃうんですよね。
それから、出発時に車を停めてたところまではタクシーで戻るのですが、
そのタクシーの運転手さんも大変いい方でした。
毎回思うのですが、四国のタクシー運転手さんは とってもいい方ばかりです。
値段も良心的だし、遍路や他の観光のこともよく勉強してる方が多いです。
だからいつも気分良く、帰ることが出来きてます。
お寺だけじゃなく、四国の人の人柄や手入れされた気持ちいい道。
その全てが、88ヶ寺参りの魅力なんだと思います。