海に囲まれた私の地元のスーパーには 渡り蟹が並ぶ季節になりました。
甲殻類は1~3月が一番美味しいんです!
よし! 1月は渡り蟹の教室だ!
と、テーマを決めて、いざ注文をしようとしたら入荷予定が無いとのこと。
「ええ~~! なんとかなりませんか? 教室で使いたいんです!」 と無理を言うと
「じゃあ、バイヤーに掛け合ってみます! ただし値段はかなり高くなりますよ」 と、魚屋さん
「いいです! それから石蟹も入れて下さい。ダシに使うんで」
「その日は石蟹船が出ないから、特別に網にかかったのを回してもらうことになりますが・・」
「いいです! ちゃんと予定の教室の日に入荷確定でしょうか?」
「こればっかりは、他の魚と違って確定は当日の市場が空いてからの情報が入り次第になります」
「そうですか・・・・」
と、バタバタしながら 教室の当日の朝
「入りました! ただし値段は高いですが」 と、魚屋さん
「ありがとうございます!!」
よかった~~~
もちろん教室のお客様には、蟹が入るのが分かるのは当日の朝であることを了解して頂いてましたが、本当にお騒がせな私の教室。
でも、生きた蟹で作らないくらいなら中止したほうがいいんです。
「はい! 今朝上がった渡り蟹さん達です!」 私
「すご~~~」 お客様、蟹と写真を撮ってます。
「動いてる!!!!」
「もちろんです。 蟹の鮮度の見分け方ですが、持ち上げたら足をバタバタさせるヤツです。
生きてないと意味がありません。甲殻類は死んだら風味が落ちますから」
お客様が喜んでくれてる顔を見ると、やっぱり蟹にして良かったと思います。
それから魚屋さんが特別に仕入れてくれたことに感謝です。
動く蟹に「ごめんなさい。ありがたく頂きます。」
と、お客様。
一声かけて調理に入るらしい。
↑ 私の教室のお客様は優しい方ばかりです。
生きてるのを平気でガンガン包丁を入れていく私には
「ごめんなさい」という感覚が麻痺してました。
そうだよね。
食材である前に命あるものですからね。
出来上がりは・・・・・当然美味しいです。 うふふ。
(今月、他の教室もあるので詳しい写真は掲載できません。ごめんなさい)
やっぱりね~~ 旬を食べるのは贅沢な大人の楽しみです。
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