広島県の世羅町は私の住まいから車で1時間半くらいの山間にあります。
月に2回は通う世羅町は野菜の宝庫。
トレーサビリティーも導入しているので、野菜に貼ってある農家の方の名前をパソコンに入れると、その野菜の育て方・農薬の使用量・過去の農作物の優秀さについての評価もわかります。
安全な上にとにかく新鮮。
新鮮なだけでなく たぶん凄く研究されてるんだと思います、珍しい野菜がごろごろ。
そこで見つけたのが
アナスタシア
「アナスタシアじゃん!!」 と、興奮気味に両手につかんで感動してる私。
カゴに入れてると、それまでは見向きもしてなかったオバちゃんも 後戻りしてカゴに入れてました。(笑) ↑ こういう心境、わかる。わかる。笑
ご覧の通り、アナスタシアはパプリカの親戚で、ピーマンよりも苦味が少ないです。
紫(黒)は 炒めたり マリネ向き。
グリーンは より苦味がないので生でサラダでも美味しいでしょう。
恋焦がれてた アナスタシアさんに まさか出会えるとは・・・・
頭に浮かぶ 紺とオレンジのマリネ。瓶に保存するだけでお洒落なこと この上ない。
さっそく 作ったら・・・・
失敗。 そうだった。アントシアン色素は熱に強くなかった・・・・・
わぁ~~~~ 全部マリネっちゃったぁ~~~~~~ がっくり。
カマスの下にして隠しました。
「おっ!! もしかして このくすんだ色のピーマンは・・・・」 父
「・・・うん。 あの黒いアナスタシア」 私(声が小さい。完全に失敗だ)
「で・・でも 味は美味しいよ」 母
「でも あの色を生かした料理じゃないとのう・・・」 父 ごもっとも。
「さっと炒めるだけにしとけば良かったのに・・・つい 我を忘れてた」
「でも 黄色のほうは綺麗なのう」 父
「黄色や赤色は カロテンで熱に強いから同じ作り方しても 変色せんのよ」
失敗を重ねて 人は成長するんだ。 と自分に言い聞かせながらも
ああ~~~ せっかくのアナスタシアがぁ~~~
と、しばらく叫んでました。
この料理は指切る前なので、もしかしたら もう季節が終わったかもしれません。
copyright © hataji 2007. All rights reserved