地元の夏祭りは、海に囲まれた因島らしいお祭りです。
広っぱで行うのではなく、メイン会場があるのは海の入り江に挟まれた場所。
灯りちょうちんも水辺に反射して揺れてます。
地元の人しか来てないこじんまりしたお祭りのメインは
「御みこし」です。
ふんどしを締めた男性が御みこしごと海に
ザブ~~ン
ヨ~イサッサァ ヨイサッサァ!
という掛け声に合わせて 海で泳ぎながら御みこしを縦に横にぐるぐる回します。
私が子供の頃は因島というと造船業が盛んで賑わいもあったため
この「御みこし」の迫力は恐いくらいでした。
海の中に飛び込んで御みこしを回した後は、陸に上がって一気に一帯を駆け巡り
また海に御みこしごと飛び込むのを繰り返し、最後は近くの山の中腹にある明神さんに奉納しにいきます。
子供の頃は必ず手をつないでいないと迷子になるくらいの賑わいだったのですが、
すっかり静かなお祭りに変わってました。
ちょっと寂しい気もするし、これはこれで静かな良さもあるような気もします。
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