パン作りを始めてまだ日は浅いのですが、
パリでであった美味しい 忘れられないパンの味を思い出しながらの作業開始。
その思い出の味は
「オ・ヴュー・フー(古釜)」 という名のパン屋さんの
ファースというパン。
シナモンの香りとオレンジ水の香り パンの優しい甘さ。
「モンジュ」以外で感動したのは久しぶりでした。
家のオーブンは電気だから火力も弱いし 容量に限りもあります。
だから 家族が気軽にパクっとつまめる小ぶりなブリオッシュを焼くことにしました。
フランスパン用粉 バター 牛乳 卵黄 水 砂糖 塩 イースト
それに シナモン コアントロー(オレンジのリキュール)に漬けた干し葡萄
焼きたて生地はマシュマロのような柔らかさ。
粗熱をとるのに網に置いてたら自分の重さで網がくい込みそう。
それは可哀そうだと 焼いた型をひっくり返して
その上に王冠みたいに並べてたら
「何これ~~~? え! え! 食べていい?!」
匂いに釣られて 食いしん坊家族達が群がります。
大きな両手で大事そうに食べてくれる父
半分こして あつあつを食べる私と妹。
ほんとは 粗熱が取れたあとのほうが美味しいんだけど、
焼きたてパンは 食いしん坊を幸せにしてくれます。
少し時間を置いてから 切ってもシナモンのいい~~~香り
ああ、みなさんにも食べて頂きたい。
「ファース」と「フラン」が美味しかった「オ・ヴュー・フー」の住所は
83 rue de Crimee
地下鉄 Laumiere Ourcq 5番
火曜 水曜がお休みです。
パリのパンガイド本では2つ星でしたが、この二つに限っては3つ星。
さらに パン職人のムッシュとレジのマダムのサービスの良さは3つ星と思います。