ひなまつりと言えば菱餅。
なんでも、インドの川に住む竜の生贄(いけにえ)に娘を差し出さないといけないのが嫌で、
子供の味がする菱の実を父親が竜に差し出したそうです。
その菱の実のおかげで、それ以来女の子を犠牲にすることがなくなったとか。
菱餅の緑(よもぎ)は健康を、
赤(桃や紅花)は魔除け、
白は清浄の意味を表していますが、この赤にはかつて竜の犠牲になった子の血の色と供養の意味もあるそうです。
それを知ってか知らないでか、妹がせっせと菱餅を作り始めました。
緑を最初に作って、また一から白餅を、また一から紅餅を。
三色いっぺんには作れないようです。
こんなに手間がかかるとは。
普通は 各餅に粉して棒で伸ばし、最後に重ねて切るのですが、
「余分な粉を振らずにすべての層が完全にくっついてるものを作って」
と、私が難しい注文を出したもんだから、私も参戦しての餅作り。
なんと、セルクルで固めていきました。
一番下にクッキングシート→つきたて緑餅→クッキングシートで表面を平らに→次に白→次に紅
粉せずにセルクルの中で重ねては固めていった 今回の菱餅。
色と色の境が ちょっと波打ってます。
見た目に課題の残る菱餅ですが、
完全にくっついてるから、菱餅の切れ端で「こども菱餅」が沢山できました。
余分な粉が少ない分 味は抜群。
「酒まんじゅう」からヒントを得て、
コブ出しに 酒粕 白味噌をとき 餡をトッピングしました。
「美味しい~~~~」
菱餅を食べきるのは 時間の問題のようです。
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