いつも気楽に受けていたワイン講座も今回は少し緊張気味。
授業の最初から試験をして、残りの時間に試験を行ってくれればいいのに、まずは授業からです。 しかも今回の授業の内容も今日の試験に出るとのこと。
いつもなら並べられたチーズの名前を質問するクラスメートも、今回ばかりはどうでもいいといった感じです。
聞いてるようで、半分試験が気になって聞いていない授業のあと、いよいよ試験。
びっしりと4枚、表・裏に印刷された試験問題から、ソムリエ協会会長である先生が無作為に選んで読んでいきます。 生徒はその問題の番号のところに「V:正しい」「F:誤り」を書いていき、やっと終わったと思ったら、覆面姿のワイン(袋でラベルが見えません)をグラスに注がれ、お次は実践試験です。
「色だけで判断して ワインが若いか?」「甘口か?」「あとどのくらいの熟成期間を経たら、最高の味わいになるか?」「スパイス感はあるか?」「新樽を使ったものか?」・・・・・・計20問題。
問答無用で次々に先生は即興で試験問題を作っていき、みんな答えを書き込むのにやっとです。
「では皆さん、1週間後に送られる試験の結果を楽しみにしててください。」 と笑顔で先生。全員放心状態でした。
試験の後は、いつもよりだらだらとワインを飲みながら、帰ろうとする先生を呼び止めて、サインや写真をねだる女子生徒。先生もまんざらではない様子でした。
人気は写真左上のブリア・サヴァランでした。 脂肪分72パーセントだけあって、口にいれると溶けていきます。